喪中・忌中

忌中期間にデートをするのは不謹慎か?恋人への配慮とおすすめの過ごし方を解説

木田健太郎

「親が亡くなったばかりだけど、恋人とデートに行ってもいいのだろうか」「忌中なのに出かけるのは不謹慎だと思われそうで不安」——身内に不幸があった直後、このような悩みを抱える若い世代は少なくありません。

大切な家族を失った悲しみと慌ただしさの中で、心の支えになってくれるのが「恋人(パートナー)」の存在です。しかし、伝統的な「忌中(きちゅう)」のマナーを意識すると、「遊ぶのは不謹慎ではないか」「故人に申し訳ない」と強い罪悪感に襲われ、会うのを躊躇してしまうことがあります。

この記事では、忌中期間におけるデートの是非、恋人に事情を伝える際のマナー、周囲への配慮を欠かない具体的な過ごし方について優しく解説します。なお、一般的な忌中の過ごし方や、若者の娯楽制限に関する他の視点については、こちらの忌中にライブへ行くのは非常識か?も参考にしてください。

結論:忌中のデートは絶対NGではないが配慮が必要

結論から申し上げると、**「忌中期間のデートは法律や絶対的な戒律で禁止されているわけではなく、個人の心の平穏や支えとして会うことは問題ありません。ただし、お祝い事や派手な遊びは避ける配慮が必要です」**。

古くからの習わしでは、忌中(亡くなってから四十九日まで)は故人を偲んで静かに身を慎む期間とされ、お祭りや祝宴などの「ハレの行事」への参加は避けるべきだとされてきました。そのため、遊園地やテーマパーク、賑やかなクラブイベントなどでの「派手な遊び」はマナー違反とみなされやすいです。

しかし、大切な人を亡くした遺族にとって、精神的なショックから立ち直るために「最も信頼できるパートナーと過ごす時間」は非常に重要です。一人で悲しみを抱え込んで心を病んでしまうより、静かに寄り添い合って心の健康を保つことは、故人にとっても望ましいことです。したがって、デートそのものを一律に禁止するのではなく、**「過ごし方」**に配慮することがマナーとなります。

恋人に事情を伝える時のマナーとお願い

忌中期間中にデートをする場合、まずは恋人(パートナー)に対して現在の状況を正直に伝え、理解を得ることが不可欠です。

① 状況を正直に話す

「家族が亡くなって、四十九日が終わるまでは忌中という期間にあたる」ということを伝えます。若者世代の中には「忌中」や「喪中」の意味や重みを詳しく知らない人もいるため、「少し静かに過ごす必要がある時期なんだ」と優しく補足すると伝わりやすいです。

② 「会いたいけれど、静かに過ごしたい」と本音を伝える

「悲しい気持ちがあるからこそ、あなたに寄り添ってほしいけれど、騒がしい場所や派手なお祝いは避けたい」と希望を伝えます。これによって、相手もデートプラン(静かなカフェや散歩、おうちデートなど)を考慮しやすくなります。

忌中期間におすすめの「静かなデート」3選

周囲への配慮を欠かさず、かつお互いの心を癒すためのおすすめの過ごし方を紹介します。

① おうちデート(映画鑑賞・自炊)

最も安全かつ周囲の目を気にせずに済むのがおうちデートです。一緒に映画を観たり、静かに料理を作って食べたりする時間は、他人の視線を浴びることなくリラックスできるため、悲しみを癒すのに最適です。

② 図書館・美術館・博物館巡り

文化的な施設は「ハレの場(おめでたい場)」ではなく、館内も静かであるため、忌中マナーの制約対象外となります。落ち着いた空間で静かに芸術や歴史に触れることは、荒んだ心を穏やかに整える効果もあります。

③ 静かな公園の散歩やカフェでの読書

騒がしい商業施設を避け、緑豊かな公園をゆっくり散歩したり、落ち着いた雰囲気のブックカフェでそれぞれの時間を過ごしたりするデートです。過度なはしゃぎ合いを避け、ただ隣にいるだけで安心できる関係性を実感できます。

忌中デートで絶対に避けるべきNG行為

恋人と過ごす際、後からのトラブルやマナー違反を防ぐために以下の3点は必ず守りましょう。

  • SNSでのデート投稿は絶対にしない:ライブチケットと同様、デート中の写真や「恋人と楽しんでいる様子」をSNSにアップすることは厳禁です。親族が見た場合に「不謹慎だ」と反感を買うリスクがあります。
  • テーマパークや派手な旅行は避ける:周囲がお祝いや純粋な娯楽で沸き立っているハレの場所は、忌中期間中は避け、忌明け(四十九日以降)まで計画を延期しましょう。
  • お互いの家族への配慮を忘れない:特に遺族側の親や親族は、大切な家族を失った直後で非常にデリケートになっています。コソコソと遊び回っているように見えないよう、連絡は密に取り、節度ある時間帯に帰宅することが大切です。

まとめ

忌中期間に恋人と会うことは不謹慎ではありません。大切な人を失った悲しみの中で、パートナーの存在は最大の救いになります。「派手な娯楽を避ける」「SNSに投稿しない」という節度を守りながら、静かでお互いを労り合える温かい時間を過ごしてください。

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家族の終活ノート
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終活ブロガー
義祖母が2024年に90歳を迎えたことをきっかけに、相続・後見・葬儀を家族で一から調べ始めました。最初は「相続税ってそもそもいくらから払うの?」というレベルで、法務局に電話して手続きを確認したり、銀行の窓口で口座凍結の話を聞いたりしながら少しずつ知識を積み上げました。弁護士でも税理士でもありませんが、「同じ状況の家族が調べたらこうなった」という記録として、費用・期限・手順を具体的に書くことを大切にしています。
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